ひむか の 風 に さそ われ て。 JLPT N2 ~ばかりだ ~ばかりに

斎藤茂吉 万葉秀歌

の に われ さそ 風 て ひむか

このたび松島(まつしま)・ きさがた の眺 ながめ ともにせんことを悦 よろこ び、かつは羈旅 きりょ の難 なん をいたはらんと、旅 たび)立つ暁 あかつき 髪 かみ を剃 そ)りて墨染 すみぞめ にさまをかえ、惣五 そうご を改 あらため て宗悟 そうご とす。 伊勢 いせ 参宮 さんぐう するとて、この関 せき まで男(おのこ)の送 おく りて、あすは古郷 ふるさと にかへす文 ふみ したためて、はかなき言伝 ことづて などしやるなり。

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西行の和歌 20首 【現代語訳】付き

の に われ さそ 風 て ひむか

この歌は、独詠的の追懐であるか、或は対者にむかってこういうことを云ったものか不明だが、単純な独詠ではないようである。

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JLPT N2 ~ばかりだ ~ばかりに

の に われ さそ 風 て ひむか

今更 いまさら むかし語 がたり とはなりぬ。 「わが愛する皇太子がかの野をか行きかく行き袖ふりたまふ姿をば人々は見ずや。

「おくのほそ道」全文

の に われ さそ 風 て ひむか

寂 さび しさに悲 かな しみをくはえて、地勢 ちせい 魂 たましい をなやますに似 に たり。

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「おくのほそ道」全文

の に われ さそ 風 て ひむか

スポンサーリンク つくづくと 物を思ふにうちそへて をりあはれなる鐘の音かな 【現代語訳】 つくづくと物思いにふけっていると、折しもしみじみとした鐘の音がしてきたなあ 【詞書】題しらず 【採録】山家集、山家心中集、玉葉和歌集 【補足】 和泉式部の「和泉式部集」には次の歌があります。 然れども云々の隣と書しからは、遠き国は本よりいはず、近きをいふなる中に、一国をさゝでは 此哥 ( このうた )にかなはず、次下に、三輪山の事を綜麻形と書なせし事など相似たるに依ても、 猶 ( なほ )上の訓を取るべし」とあり、なお真淵は、「こは 荷田大人 ( かだのうし )のひめ 哥 ( うた )也。

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『和泉式部日記』現代語訳:参考文献:源氏物語ウェブ書き下ろし劇場:台本:演劇の世界:MAC

の に われ さそ 風 て ひむか

「豊旗雲」は、「 豊雲野神 ( とよくもぬのかみ )」、「 豊葦原 ( とよあしはら )」、「 豊秋津州 ( とよあきつしま )」、「 豊御酒 ( とよみき )」、「 豊祝 ( とよほぎ )」などと同じく「豊」に特色があり、古代日本語の優秀を示している一つである。

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若菜集 島崎藤村

の に われ さそ 風 て ひむか

むざんやな 甲 かぶと の下の きりぎりす (なた・やまなかおんせん) 山中 やまなか の温泉 いでゆ に行 ゆ)くほど、白根が嶽 しらねがだけ 跡 あと にみなしてあゆむ。 厳橿 ( いつかし )は 厳 ( おごそ )かな橿の樹で、神のいます橿の森をいったものであろう。